インプラントについて
インプラントとは、歯を何らかの原因で失ってしまった時、その歯の無い所に人工の歯を入れる1つの方法です。 歯肉の内部にある顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療方法です。
チタンは3ヶ月〜6ヶ月で骨と直接結合する性質があるため、より自然の歯に近い噛み心地と美しい歯を手に入れられる治療法と言えます。
インプラント治療のメリット / デメリット
【 メリット 】
- 自分の歯と同じように違和感なく咬むことができ、食べ物の味や感触がよくわかる。
- 咬む力は天然歯の80%程度まで回復できるので硬いものを咬むことができる。
- 周りの歯を削る必要がない。
- 見た目を天然歯と同じように回復できる。
- ほかの歯に負担がかからない。
【 デメリット 】
- インプラントを顎の骨に埋め込む外科手術が必要
- 治療期間が長い(約3ヵ月〜1年)
- 自費診療になるため治療費が高額
- 骨の吸収が大きい場合や状態によって、適用とならない場合がある。(要相談)
- 骨粗しょう症や自己免疫疾患などや全身的な状態が良好でない方 (重度の心臓疾患, 糖尿病, 脳疾患, 悪性腫瘍などで治療中の方, コントロールされてないさまざまな疾患の方) や口腔内の衛生状態の改善がみられない方などに適用とならない場合がある。
インプラント治療をご希望の方は、担当医師にご相談ください。
初回検査とカウンセリング
初回ご来院時に上下の歯列模型採取、口腔内写真、上下顎のレントゲン検査を行います。 また、患者さんのご要望(ご予算, 治療期間, 最終的なゴールのご希望)をお伺いします。
喪失した歯の本数、残っている骨の量、残っているほかの歯の咬み合わせやご予算などを検討し、 目指すべき咬み合せや、治療後のメインテナンスを総合的に判断し、インプラントを埋めるべき部位と本数、 手術法、治療期間の計画を立てていきます。
また、ご費用のご提示やお支払方法のご相談を行い、患者様が全てにご納得されて初めて治療に入ることになります。
インプラントとそのほかの欠損部をおぎなう治療(入れ歯/ブリッジ)との比較
比 較 |
メリット |
デメリット |
---|---|---|
インプラント |
・違和感なく咬むことができる |
・外科手術が必要 |
入れ歯 義歯 |
・保険診療内での治療が可能 |
・バネによる隣の歯への負担がある |
ブリッジ |
・保険診療内での治療が可能 |
・ブリッジを支え、固定するためにたとえ健康な歯の場合でも両隣の歯を削る必要がある |