予防歯科について
皆さん、歯医者は歯が痛くなってから行くものだと思っていませんか？
むし歯が大きくなり神経をとることになると歯の価値は半減します。そして最終的には歯を失うことにつながるのです。 そうなってからでは手遅れなのです。 また歯周病で溶けたあごの骨はもう元には戻らないのです。 そのために、悪くなる前の予防がとても重要です。
予防歯科とは、むし歯や歯周病の予防を目的とした外来のことです。 最近では、単に病気にならないようにするというだけでなく、病気の進行に応じた処置も含め、 病気の各段階から健康な歯に戻そうとする全ての行為を指します。
歯科衛生士が知識と経験を生かし、患者さんの生活習慣や性格にあった長続きできるブラッシングなどの清掃法の指導を行っています。
「歯みがきがどうしてもうまくいかない。」とお困りの方はどうぞご相談ください。
８０２０運動
８０２０運動とは８０歳で２０本歯を残そうというものです。
スウェーデンでは既に達成されており、アメリカは２０１０年達成予定、日本では２０４０年達成予定と、かなり遅れをとっています。 予防歯科の重要性を日本でももっと普及させる必要があります。
吉川歯科医院では予防歯科に対する意識をもっともっていただけるように情報を患者さんにきちんと伝え、 正しいブラッシング法の指導や生活習慣の改善、栄養指導などに取り組んでいます。
世界で一番予防歯科が進んでいるスウェーデンでは歯科の定期検診受診率が大人で８０％以上あり、 子供にいたっては１００％近くが定期検診を受けています。他の先進諸国でも７０％ほどの受診率が一般的になってきました。 先進国ではこのように歯科に対する関心が高いのに対し、日本では驚くことに、１０％以下の定期検診受診率です。
これではむし歯や、歯周病が悪化してしまうのも当然かもしれません。
■ 最新歯科治療機器が予防歯科に威力を発揮
予防歯科でも、吉川歯科医院に備えた、デジタルレントゲン、ダイアグノデント、 口腔内カメラ、歯周病・むし歯管理ソフトなどがその力を発揮して、 患者さんへ歯の健康について、判りやすくお伝えすることにより、予防歯科の重要性をもっと普及させたいと思います。
■ シーラント
「シーラント」は奥歯のかみ合う面（咬合面）にできるむし歯の予防法です。 あらかじめ、むし歯になりやすい奥歯の溝を接着力のあるプラスチックで埋めてしまいます。ご希望の方はご相談ください。
■ フッ素塗布
フッ素塗布は、歯科医院で歯に高濃度のフッ素を塗布する方法です。
十分な効果を得るためには、歯科医院で年3〜4回塗布を行う必要があります。
■ 唾液検査 (サリバテスト)
唾液検査 (サリバテスト)を行うことで、むし歯に関する原因因子を調査し、現在のむし歯の活動状況や、 後でむし歯に発展する危険性などを推測する方法です。
■定期健診
定期健診とは歯周病の状態やむし歯の有無、咬み合わせなどを総合的にチェックし、 適切なクリーニングとプラークコントロール、歯みがきの指導を行うことにより、むし歯や歯周病の再発、 進行を食い止め、健康な口腔状態を守るための定期的な治療です。
